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ギャッベとは

✻ギャッべ

 
ギャッベはペルシャ絨毯の原点と言われ、イラン南西部ザグロス山脈一帯で遊牧生活を営むカシュガイ族の女性が織る絨毯のことです。
ギャッベの母となる国、イランは日本から東へ8000Kmのところに位置している多民族国家です。現代文明の品種改良を免れ、この地域の環境に適応して生息するペルシャ羊の毛は他の地域と比べて、ラノリンを沢山含んだ細くて長い上質ウールです。この原毛を手で紡ぎ、山に自生する植物や果実など天然素材で草木染の糸を作り、昔ながらの手作業でギャッベを織り込むのです。
先祖代々引き継がれてきたこの文化と技術はユネスコ無形文化遺産に登録されています。草木染された糸は色あせることが少なく、 時を重ねるごとに風合いの美しさが増し、この世に一枚だけの価値ある絨毯に成長します。日本ではギャッベはギャベとも言われことがあります。


草木染め手織りギャッベ 草木染め手織りギャッベ 草木染め手織りギャッベ 草木染め手織りギャッベ 草木染め手織りギャッベ 草木染め手織りギャッベ 草木染め手織りギャッベ 草木染め手織りギャッベ 草木染め手織りギャッベ




✻ イラン産ギャッベは希少価値が非常に高い織物です。その何点について下記ご紹介いたします.

世界無形文化遺産の技 :

 ギャッベは繊細な模様が織り込まれた高級なペルシャ絨毯のルーツであるといわれ、イラン南西部の遊牧民に受け継がれてきたこの絨毯(ギャッベ)作りの技はユネスコの無形文化遺産に登録されている。


家族の幸せを願った芸術品 :

 壮大な自然に育まれた織り子が、人生の節目に身の周りの景色や動植物をモチーフに、豊かな感性で、「生きる願い」、「夢」や「家族へのメッセージ」を込めて、織り込んでいく。ただの敷物や芸術品ではなく、しっかりと模様には意味のある絨毯です。


世界に1枚 :

 ギャッベは、代々受け継がれてきた遊牧民族の文化を女性たちの思いで途方もない時間をかけて、自らの手と感性で作り上げる、「世界に1枚しかない宝物」です。その時の感性で織り上げるため、同一人物が同じ模様を作っても微妙に模様が異なるものが出来上がります。
通常のペルシャ絨毯は予め職人がデザインした作成図に基づいて作られます。同じ模様のものは何枚もつくられるものです。しかしながら、ギャッベの模様は遊牧民の身近な動植物をモチーフに織子が心で描いた思いを織り込んでいくものです。


天然素材 :

 遊牧民が飼っている羊の上質な毛を刈り取り、手で紡ぎ、大地の恵みの 草木で染め、 ひとつひとつ手で織り上げます。このように「ギャッベ」は天然素材で出来たウール絨毯 です。
ギャッベの故郷、イラン南西部の「ファールス州」は乾燥した山岳地帯で、朝夕の温度差が±30℃以上になることがあります。古くからこの厳しい環境に置かれている羊の毛は、他の地域では見られない、細くて長い毛に進化したと言われています。このためにこの羊毛で作られる絨毯は、優れた調温湿効果 を発揮すると同時に、季節や場所を問わない、一年中快適な触り心地を楽しめます。




ギャッベ物語


★目次★ ギャッベ(ギャベ)が出来上がるまでの手順


ギャッベは(ギャベとも言われています。)ペルシャ絨毯の原点と言われ、現在でも工程のほとんどが昔ながらの手作業で行われています。ギャッベ作りは上質な羊毛を育てるところから始まります。羊を大事に育て、毛を刈り取り、手で紡いでから、染色、織り込み、洗浄などの工程を経る、膨大な時間と労力がかかっています。そして、何よりも先祖代々引き継がれてきた文化と技術で、各工程において、作り手の様々な思いが込められ、作られています。大自然への感謝と命の尊さを訴える作者の思いが、その素朴なデザインと色合いから伝わってきます。身の周りの動植物をモチーフに、使う人の幸せと健康や家庭円満、子孫繁栄や長寿を願った、縁起のいい絨毯です。このようにギャッベは多くの人の思いと自然のパワーを帯びた、一生使える貴重な宝物です。

このように、先祖代々受け継がれてきたイランガシュガイ族のギャッベ作りの文化と技は世界無形文化遺産に登録されています。ここで、ギャッベ作りの主な工程(9つ)をご紹介したいと思います。


1. 育てる。
羊を育てる
2. 毛刈り。
毛刈り
3. 紡ぐ。
4. 染める。
染色
5. 糸張り。
織り機





6. 織る。
織る
7. 洗浄。
絨毯洗い
8. 乾燥。
天日干し
9. 仕上。
ギャッベシャーリング
ギャッベとは
ギャッベモチーフ020


✻尚、ユネスコがギャッベ作りの文化について動画を公開しています。ご興味のある方はこちら「http://www.youtube.com/watch?v=xaBsaQwwV7Y」ご覧ください。


◆ 育てる


育てる 羊を育てる 育てる 育てる


生まれてきた子羊は、家族の一員として、子供やおばあちゃんに大事に育てられる。
ある程度大きくなると群にもどされ、大草原の中で成長していく。
男は羊と共に日々新たな緑地を求めて移動し、羊を天敵から守る。
彼らの生活環境は乾燥地帯であるため、昼夜の温度差がかなり大きい。
羊の体は上質なウールで負われているからこそ、この厳しい環境に適応できる。現代科学による品種改良の影響を受けずに、昔ながらの厳し自然に適応できるこの天然ウールがイラン産ギャッベの質感の良さの秘密である。


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◆毛刈り。


羊を洗う2 毛刈り

毛刈りは熟練男性の仕事。まずは、大自然の中で育てられた羊を洗う工程です。これは重要なポイントになります。山から流れてくる川の水で、羊を丸洗いします。このように、化学品を使わずに、自然水で洗うことにより、脂(ラノリン)含有量の多い上質天然ウールが出来上がります。
次に、熟練工が羊の毛を刈るのです。ここのポイントは、毛が長ければ長い程上質なウール糸の材料になります。このために、熟練工が羊に傷がつかないように、一回のはさみ作業で羊の皮膚ぎりぎりでカットすることが重要です。


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◆紡ぐ。


毛刈り 糸紡ぎは主に女性の仕事とされていますが男性も手伝うことがあります。
厳しい自然環境で羊を守り切った上質なウールを女性達が自らの手で紡ぎ、ウール糸を作るのです。昔ながらの専用の糸紡ぎ道具を使って一本一本、手で丹念に紡ぎます。
尚、1日に女性が紡ぐ量はわずか120〜160g程度になります。
✻ 重量は5圓離ャッベの糸紡ぎ作業はおおよそ30日かかる計算になります。


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◆染色。染色


染色
紡いだ糸を天然の草木の葉っぱ、皮、根などの天然成分で染める。
化学製品による脱色を行わないため、自然な濃淡のある暖かくて豊かな色合いが生まれる。

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◆織り機作り


織り機 織り機

次の工程は絨毯の骨組み作りです。
骨組み作りは男の仕事。骨組みには、縦の「垂直型」と地面に横たわる「水平型」との2種類あります。ギャッベの場合は大半「水平型」に作られています。
まずは、枠組みを作る作業です。枠組みの大きさで絨毯のサイズが決まります。次にこの枠組みに縦糸を張る作業になります。縦糸に使用される糸の太さと糸と糸の間隔で絨毯の細かさが決定されます。
糸張りは非常に繊細な作業です。糸が横に規則正しく、そして縦に均一にテンションがかかる必要があります。これが絨毯の良し悪しに大きく影響する、重要な作業なのです。


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◆織込む


織る いよいよ織り込み作業です。絨毯作り工程の中で、最も多くの時間が費やされるのがこの“織り”作業です。結び方(下図参照)自体はさほど難しくありませんが、パイルの色とそのパイルをむぶ2本の縦糸の位置を瞬時に判断し、素早く糸と糸を絡ませてから、パイルを適切な長さで切り離します。

織る

熟練工の場合は、一日5000〜6000回この動作を繰り返します。これでも、幅1mの絨毯の場合は、1日わずか2〜3僂靴進まない、大変な作業なのです。(絨毯の細かさによっと、作業時間は大きく変わります。詳細については「ペルシャ絨毯の見分け方」をご覧ください。)この、一連の動作が素早く出来なければ、何年経っても完成は望めないでしょう。このように、途方もない時間をかけ、丁寧にパイル糸を一本ずつ織込むだけでなく、数年間にわたって毎日毎日織り機の前に座り、同じ単純作業を繰り返し行うには大変な精神力と体力が必要です。
一般的なペルシャ絨毯は、予め描かれた図面を基に織られていますが、ギャッベの場合は図面はありません。熟練織り子たちは、代々受け継がれてきた技術で、身の周りの動植物をモチーフに、家族の健康と幸福への願いを込めて、即興で織り込みます。これはイラン産ギャッベの最大の特徴で、図面がなく、即興で織り込むため、個々のギャッベは世界に一枚しかないオリジナルな作品になります。


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◆洗浄


洗う 洗う 道具

織りあがったギャッベは多量の水で丸洗いされます。 織りの過程で内部に蓄積されたほこりをたたき出してから、ガスバーナーで表面をあぶり、余分な繊維を焼き焦がします。この焼き焦げをブラッシングし、取り除いてから丸洗い工程です。

洗浄は、ギャッベを地面に平らに敷いて、多量の水と石けんで、 鍬のような道具を振りかざし、男たちは容赦なく、思いっきりゴシゴシと汚れをすり出し、多量の水で洗い流します。


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◆乾燥



天日干し 洗い終わったギャッベは多量の水を含んでいます。高速回転する水絞り機で、水を一気に切り飛ばします。次は天日干しにして自然乾燥させます。

通常は水を含んだウール絨毯を放置すると、ウールは傷んでしまいます。しかしながら、空気が乾燥しているイランのような環境では全く問題はありません。それと同時職人ならではの知恵を絞っての乾燥方法です。乾燥エリア一面にきれいな砕石が敷かれ、この砕石の上に絨毯を乾燥させます。厚い太陽光を浴びて、熱くなった砕石の上にギャッベを敷きます。水分は、下へながれ、地面に浸透する仕組みです。そして、上からの太陽光熱と下からの砕石蓄熱で乾燥されます。徐々に絨毯の表面が熱くなると同時に、地面の砕石が温度が下がります。この温度差によって、自然と砂利の隙間の空気がギャッベの織り目とパイルの間を通過し、空へ向かって上昇するようになります。これがまさに生活環境の自然の力を巧み乾燥作業に取り入れた先代の知恵です。


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◆シャーリング



ギャッベの仕上がり作業になります。この工程はギャッベの顔となる表面パイルの長さ(高さ)を一定に揃える作業です。織り込みの段階ではある程度ハサミで揃えられていますが、最後の仕上げ作業として、熟練職人が毛羽を刈り込んで一律に揃えます。これでやっと1枚のギャッベは完成です。


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ギャッベの良さ

ギャッベの良さ説明



1) 優れた素材
 

天然草木染の上質ウールで作られたギャッベは、化学染料や揮発性のある有機化合物を使用していません。化学物質による肌荒れや、化学品から揮発する有害物質の心配はありません。むしろウールはホルマリンなどの有害物質を吸着浄化する優れた素材であり、敏感肌や子供にとってピッタリな安心安全な絨毯です。一度触れると思わず寝転がりたくなる逸品です。



2) 快適な生活環境
 

羊が温度差±30°以上の厳しい環境の中で体温調整ができるのは体が優れた調湿効果を発揮する毛で追われているからです。この天然ウールで作られた絨毯は、夏の汗ばむ時期でも表面がサラットしていて、寝転がってもベト付かないです。また、冬は暖かい空気を溜め込み、保温効果を発揮する。このようにギャッベは季節や場所を問わず、一年中快適に使用できるウール絨毯です。



3) ギャッベは縁起が良い
 

世界中の人々を魅了している、単純で素朴なデザインには深い意味が隠され、大変縁起が良いとされています。織り子が身の回りの動植物をモチーフに、使う人の健康と幸せや子宝などを祈念し、即興で織り込んでいます。人の真心と手で作られた絨毯は、生活空間に自然の恵みの温もりを運んでくれます。温かい家庭を築かせる、言葉では言い表せない不思議なパワーを持っています。



4) 掛け替えのない財産
 

手織りペルシャ絨毯は欧米では土足で使われても何十年も持ちます。土足では部屋に上がらない日本の生活環境では、100年以上長持ちする耐久性に優れた絨毯です。さらに、使うほどに柔らかくなると同時に何とも言えない味わい深い色合いになります。長い間気持ちよく家族とともに成長し続け、家族にとって思い出深く掛け替えのない一枚になります。



ギャッベの選び方


ギャッベ・選び方のポイント


部屋の雰囲気に大きく影響するのは敷物です。床の色や家具は同じでも、敷物の柄、大きさ、質感によって、雰囲気が大きく変わります。敷物の選び方で、部屋に置いてある家具を引き立たせることができます。敷物の工夫次第で高級感、落ち着いた雰囲気、おしゃれ、清潔感、など様々なイメージを表現することができます。やはり、敷物は主役ではないが、その存在感は大きいことは否定できないものです。

では、この敷物をどのように選んだら良いのでしょうか。極論は自分が癒される空間であれば、自ら選んだものは最適な物です。ポイントは自分の考えをまとめることにあります。ここで、素朴なデザインでありながら高級感に溢れた天然素材のギャッベを選ぶ際のチェックポイントをおさらいします。



 1)ギャッベのサイズを決めましょう。


第一ステップ実際に敷く場所のサイズを測ることです。家の入口である玄関に、子供部屋に、ピアノの前に、リビング一面に、リビングのソファ前に、ダイニングテーブルの下に、冬は足が冷える長い廊下に、子供の遊び部屋に、書斎に、台所の足元に、リビングの一角に・・・ギャッベを敷きたい場所のサイズを正確に測ってください。

次は置く場所のイメージです。壁や家具に沿ってピッタリにした方が良いのか、それとも壁や家具との間に少しスペースを残すのか、上に家具を置くのか、ソファーの脚は上に載らない方が良いのか、玄関の幅にピッタリの方が良いのかなどおおよそのイメージを膨らましてください。

✻ここで大事なのは、手作りギャッベのサイズはバラバラで規格品と異なり、全てが一点ものであることを忘れない事です。このために、ピッタリのサイズを探すのは大変ですので、サイズを決める際に、縦横はプラスマイナス何センチ以内ならご自分のイメージに合うのかを確かめて下さい。ある程度幅を持たせて、このぐらいならアレンジできそうな心積もりで探してください。

ギャッベの厚みも大事な要素になります。置く場所にドアがあることやベッドの下に引出があるなどの場合は、ギャッベに引っかからないように、予め床との隙間を測っておいてください。



 2)ギャッベの色選びです。


一般に暖色系は部屋を広く、暖かく感じさせます。これに対して寒色系は部屋を引き締めて、静かなイメージになります。壁や天井の対照的な色の場合はインパクトのあるイメージになりますが壁や天井と同色系の場合はすっきりとまとまります。

彩度が低い落ち着いた色にすると、部屋全体も落ち着いた雰囲気になり、リラックスできる空間を演出できます。ただし部屋全体を落ち着いた色でまとめすぎると、地味な空間になりかねません。場合によっては、ベースとなるカラーは落ち着いているで、柄にアクセントカラーが入ったものを選んでみるのも良いでしょう。

彩度が高い鮮やかな色を選ぶと、部屋全体がポップな印象になります。部屋の印象に与える影響が非常に大きい、色鮮やかなギャッベを選ぶ場合は、カーテンや家具をカーペットと同系色にするか、白や黒、ナチュラルな色を選ぶのがおすすめです。

部屋の照明はギャッベの印象に大きく影響します。黄色っぽい電球の下と白色蛍光灯の場合は異なった印象になります。寒色系ギャッベでも、黄色照明下では、温かみのある色合いを楽しめます。

床の色も印象に影響します。床の色に近い色のギャッベを選ぶと、床に溶け込んでおとなしい雰囲気になります。床と反対色にすると、コントラストが強くなり、ギャッベの色は鮮やかに映えて明るい雰囲気になります。

ギャッベ好きな人なら当たり前のことですが、本物であれば、一面均一な色合いのものが存在しません。これは、ギャッベの重要な特徴として、脱油脂(ラノリン)をしてない天然ウールを天然草木で染めた糸を使用しているためです。この天然素材の糸で作られるギャッベは、その独特な色合いと濃淡が、自然の温もりを感じさせると同時に、世界に一枚しかない一品になる秘密でもあります。

✻均一な色がお求めのお客様には、規格品のペルシャ絨毯を選んでいただくか、低価格の人口繊維で出来た機械織り絨毯をお勧め致します。

当店では、色別に検索しやすく工夫しておりますので、お好みの色は下記からお選びください。

赤系ギャッベ 黄色系ギャッベ 緑系ギャッベ 青系ギャッベ 多色系ギャッベ 天然ウール色 白系天然ウール色 茶系天然ウール色


イラン産ギャッベの特徴


 1)なぜイラン産ギャッベの手触りは良いのか?。

一言でいえば、上質なウールで出来ているからです。
一般的に羊毛を選別(繊毛)するときに、ラノリン(羊の脂)をより多く含んでいるほど良いと解説されています。
このことは正に、イラン産ギャッベが高価で他よりも気持ちが良い理由です。
それは、イランの遊牧民が暮らしている地域は、夏と冬の温度差がかなり大きいだけでなく、乾燥地帯であるため、昼夜の温度差もかなり大きい。このような環境に羊が適応できるように、羊の毛に多量のラノリンが含まれています。たっぷりとラノリンを含んでいる上質の羊毛が、ギャッベの原料に使われているからこそ、上質な手触りのギャッベが出来上がる秘密である。これはイラン南西部遊牧民が作っているウール絨毯(ギャッベ)と他の地域の絨毯との最大の違いである。



 2)イラン産ギャッベはなぜ世界に1枚しかないと言われているのですか?

 イラン産ギャッベには、予め施した図面はなく、イラン遊牧民族の織り子が、受け継がれてきた文化と生活環境からのインスピレーションで「ギャッベ」を即興で織りこむのです。このため、一枚一枚が独創的で、個々の色使いも異なっています。このことは、残念ながら誰にも真似できない、彼らの凄いところで、作った作品が世界に一枚しかない事の根拠でもあります。



 3)イラン産以外の○○国産ギャッベ!!あり得ない!!?

イラン産以外の○○国ギャッベという言葉を近年見聞きすることがありますが、「ギャッベ」という言葉の根源と意味を理解していれば、○○産ギャッベはあり得ないことが分かります。
 そもそも「ギャッベ」という言葉はイラン国内でも限られた地域以外では意味不明の言葉です。イランの南西部のファールス州の限られたエリアで作られているウール絨毯のことをその地方において、「ギャッベ」と言います。つまり、特定地域の方言の言葉です。例えば、イランの首都「テヘラン」市内ではほとんどの人がこの「ギャッベ」という言葉を理解できないです。
 イラン産絨毯(ペルシャ絨毯)の材料として、シルク、ウール、綿が使われています。ウールペルシャ絨毯はイラン国内の各地で作られています。イラン、ファールス州のガシュガイ民族が作る絨毯は、ウールペルシャ絨毯の一種です。このウール絨毯をこの地方では「ギャッベ」と言います。つまり、ある特定地域で育てられた羊の毛で紡いだ手作りの糸と、その独特な文化と技術で染めてから、特徴的なデザインで自分たちで作った手作りウール絨毯を「ギャッベ」と言っています。
 このウール絨毯を昔ながらのやり方で作っている技がユネスコの無形文化遺産に登録されて以降、イラン以外の国々で彼らの文化を真似て、類似品を作るようになっています。これは似たような絨毯であるに違いはないが、このような品を「ギャッベ」と言えるでしょうか?




 4)イラン産ギャッベと○○産ギャッベ風絨毯の違いは何ですか?

 イラン産ギャッベの最大の特徴は上記に述べた、上質な天然ウール及び草木染素材で出来ていることかつ文化的な背景を持った昔ながらの手作り感と個々の独創的なデザインです。○○産ギャッベと言われている絨毯の特徴は規格品であることです。ここがポイントで規格品絨毯は基本的にイラン産ギャッベの比較対象品にはならないです。イラン産以外の○○国産絨毯は、規格品であるが故に、
1) 同じものが多量にあります。
2) デザインが限られています。
3) 当然色合いも限られています。
4) サイズが限られています。
5) 歪などがなく、直線的な絨毯です。
6) 絨毯の骨組みである内部の縦糸がウール以外の品もあります。
7) 絨毯表面に垂直に伸びているパイル糸を引っ張ると簡単に抜ける商品があります。
8) 絨毯の4つの端面が同様な仕上がりになっている商品があります。(これは手作りペルシャ絨毯では見られません。)
9) 重量感がない。
10) 防虫処理されているものがあります。(イラン産ギャッベは化学品を使用しないのが特徴です。)




ギャッベの希少価値はこちら


ギャッベの手入れ




目次

   こちらのページでウール絨毯である「ギャッベ」の手入れに関して、お客様から頂いたご質問についてご回答いたします。ご来店いただいた方はご参考にしてください。


  1. ギャッベの取扱い注意点はなんですか?
  2. 長期保管はどうしたら良いですか?
  3. 日常手入れはどうしたら良いですか?
  4. ギャッベの水洗いはできますか?
  5. 絨毯に飲み物をこぼしたらどうしたら良いでしょうか?
  6. ペットの糞尿がついた場合はどうしたら良いでしょうか?
  7. 直射日光当たっても大丈夫ですか?
  8. 表面が汚れたらふき取りはできますか?
  9. 床暖房・ホットカーペットにも使えますか?
  10. 夏も敷いたままで問題はないですか?





1) ギャッベの取扱い注意点はなんですか?
以下の点について 留意して使用していただくと一層長持ちします。
1) 出来る限り湿気、水分を避けてください。
2)ウール素材は虫に弱いので、防虫に心がけてください。
3)サイズは小さいものはご自宅で洗うことができますが、専門家に依頼することをお勧め致します。
4)トラブルが発生した場合、必要最低限の処置をしてから、専門家に相談してください。
5)長期に渡って使用しない場合は、防虫剤や湿気取を入れて、風通しの良いところに保管してください。

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2) 長期保管はどうしたら良いですか?
せっかく購入した高価なペルシャ絨毯は、基本はお使いになられるのが一番であります。 使用しない時は、ほこりや湿気をとり円筒状に丸めて、日の当たらない湿気の少ない所に横にねかす様に保管してください。
長期間にわたり使用しない時は、防虫剤や湿気取りを入れと効果的です。また、時々広げて風にあてて あげてください。
※注意 : ビニール袋に入れないでください。埃から守る場合は通気性のある布を使用してください。

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3) 日常手入れはどうしたら良いですか?
ウール絨毯は、毛に向きがあります。この毛の向きに逆らわない方向に、掃除機やほうきでほこりやごみを取り除くだけでOKです。
また、時々風通しの良い所で陰干しをして、絨毯の裏面をたたいてホコリなどを出すようにすれば充分です。

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4) ギャッベの水洗いできますか?
はい、できます。お湯は使わないでください。但し、水洗いした後、十分に水切りをして、風通しの良いところで、乾燥させてください。
★水分を含んだまま置くと傷んでしまいます。また、水を含むと数倍重量が重くなりますので、ご自宅で水洗いをする場合は取扱いに注意をしてください。
クリーニングは専門業者に依頼することをお勧め致します。

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5) 絨毯に飲み物をこぼしたらどうしたら良いですか?
ジュース、コーヒー等をこぼした時は、すぐに乾いた白い布で叩くようにして水分を吸い取るようにしてください。(強くこすると汚れは繊維の奥まで入ると同時に汚れの範囲拡大の原因になりますので、注意してください。)
また、洗剤や水などは使用すると状態を悪化させる恐れがありますので注意が必要です。 もし、処理した後にしみが残ったり、色のにじみなどのトラブルが生じたりした時は、補修専門業者にご相談してください。

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6) ペットの糞尿がついた場合はどうしたら良いですか?
ジュース、コーヒー等をこぼした時と同じように、すぐに乾いた布で叩くようにして水分を吸い取ってから、冷水で濡らした白い布を固く絞り、表面を軽く拭いてください。(強くこすると汚れは繊維の奥まで入ると同時に汚れの範囲拡大の原因になりますので、注意してください)。匂いが残る場合は、ペット用の市販消臭剤を使用してください。)
また、洗剤や水などは使用すると状態を悪化させる恐れがありますので注意が必要です。
クリーニングは専門業者にご相談してください。

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7) 直射日光当たっても大丈夫ですか?
短時間では問題はありませんが、直射日光を浴び続けますと、太陽光の紫外線などは絨毯変色の原因となりますので、 レースのカーテン等で日射を避けるようにして使用してください。

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8) 表面が汚れたらふき取りはできますか?
表面を布などで拭くことは問題はありませんが、注意は必要です。 ウール絨毯は、基本は冷水で濡らした白い布を固く絞り表面を軽く拭く程度です。

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9) 床暖房・ホットカーペットにも使えますか?
ギャッベは100%の天然ウールを織込んだ絨毯で、接着剤などは一切使用していません。通気性がありますので、安心してお使いいただけます。

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10) 夏も敷いたままで問題はないですか?
ギャッベは、夏季でも以外と見た目よりかなり涼しいです。
ギャッベの素材は天然ウールです。ウールは、1本1本の繊維がくるくる縮れています。クリンプと呼ばれるこの縮れのおかげで、ウール製品は、空気を大量に(体積の60%)も含むことができます。この空気は層断熱材となって、冬の外からの寒気を断ち、室内の暖かさを逃がしません。また、夏には逆に冷房の効果を高めます。これも繊維の中にエアコンの冷たい空気を大量に含むことが出来るからです。エアコンを止めても温度の上昇が遅いためにいつまでも涼しさを保つことができます。

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草木染めギャッベの染料



イランの手織り絨毯の大半が羊毛で作られています。羊毛の特徴として、きめの細かさや繊維の適度な長さ、色、堅さ、断熱性、耐湿性、耐久性などがあげられ、絨毯作りに最適な主素材として奨励されています。イランでは、20世紀の初めまでは天然の色素のみによる染色が行われていました。その理由は、イラン国内の様々な地域では、その土地の気候風土に沿った動植物が生息し、また各種の鉱産資源に恵まれていることにあります。イラン人の職人は、これらの天然素材を巧みに使用し、最も美しい染料を作り出して、イランの絨毯に名声とオリジナリティーをもたらしているのです。

染色の専門家によれば、昔から現在までに、イランではおおよそ3000種類の染料が伝統的な方法で作られてきた、と言われています。現在では、伝統的な方法に加えて、絨毯に使われる羊毛の染色には、新しい方法も取り入れられていますが、イランの絨毯職人や染色の専門家らは全力を挙げてこのイラン独特の芸術の水準を維持しようとしています。こうした職人たちは、イラン人の住居に絨毯がなかったら、魂のない空ろな状態に等しいと考えており、絨毯というシンボルこそが、他では例のない多民族国家の1つの国民的な芸術と考えています。

イランは多民族国家で、その中でも南西部のガシュガイ民族が作るウール絨毯は「ギャッベ」と言います。原料のウール糸の染色はギャッベ作りの重要な工程の一つです。下記にギャッベの染色に使われている代表的な天然素材の草木をご紹介いたします。

ギャッベに使用するウールは天然素材での草木染
ギャッベに使用する天然ウールの染色は、遊牧生活で入手できる自然の恵み(草、木、虫)で染色する。
その代表的な物は下記に紹介します。


✻ 黄色 ✻
ザクロ・ターメリック・サフラン・ブドウの葉など
ターメリック(ウコン)は、根から赤みを帯びた黄色の染料が作れます。
ザクロの皮からは茶色っぽい色素が採れます。

✻ 赤色 ✻
カイガラムシ、コチニール虫や茜(アカネ)の根など
茜を使った草木染めは古くから世界の各地で行われています。根からアカネ色が抽出されます。
コチニール虫(臙脂虫)は、サボテンに寄生する虫で、紅色の色素が採れます。

✻ 茶色 ✻
くるみ、かしの木、紅茶など
くるみ(胡桃)からは、茶系の色が抽出されます。果肉でこげ茶色に染められます。

✻ 緑色 ✻
ジャシール(ザクロス山脈に自生する潅木など
ジャシールから黄色に近い色素が抽出できます。これをインディゴなどと混合して緑系の色を作れます。

✻ 青色 ✻
インディゴ、ナスの皮など
インディゴをもとに、青系の色が抽出できます。インディゴの葉っぱからとれる緑色の汁が空気に触れて青に変化します。












上記は一部の染料で、これらの組合せや重ね染めなどの特有な技術で様々な色を表現していきます。
通常の化学染料では、安定した均一な色を実現するために、染料前のウールに化学品で脱色処理を施すが、ギャッベの場合はこの前処理を行わずに、天然ウールを染色するために、独特な濃淡が生じます。このように、化学染料では出せない、暖かくて深い色味のある毛糸が作られます。さらに、織り子は代々受け継がれてきた文化と熟練した技術で、この濃淡を巧みに使用し、職人技でギャッベのデザインに織り込み、世界に一枚しかない、独創的な絨毯を作り上げます。何よりも、自然素材のみを使用しているため、お子様や化学物質に対するアレルギー体質にも安心です。


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モチーフは動植物


ギャッベには特徴的なデザインが見られますが、どの模様にも手本や図案はありません。感性豊かな織り子が自らの思いと願いを表現している作品です。そのほとんどが、幾何学的な模様で、自分たちの周りにある動植物をモチーフにしています。代々継承されてきた子供の絵のように素朴で単純明快なデザインの力強さと率直さが、今や時空を超えて、世界各国の人々を魅了する芸術品とされています。

このように実用品でありながら、アート感覚にあふれる、色合い とデザインは「ギャッベ」の特徴と魅力です。イランのガシュガイ民族の織り子が常に家族の幸せと未来への希望を込めて、途方もない時間をかけてギャッベを作ります。様々な模様が描かれていますが、代表的な模様についてここでご紹介します。

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◆ 人は子孫繁栄の象徴である。


子供の誕生を祝い、その子への愛情と健康への願いである。また、女性を強調する場合は、子孫繁栄と多産への願いである。また、これは人間だけでなく、彼らにとって子孫を繁栄させるために最も重要で、春の羊の出産もたくさんあってほしい願いも込められている。自分の子供の数だけ、この模様を織込む場合もある。

子孫繁栄

ギャッベモチーフ003



◆木の模様は生命の樹である。


ギャッベモチーフ006 大地に根を張って、厳しい自然の中で雨風に耐えて、天空の神様に向かって、大きくて茂っていくように、子供の成長と長寿や健康への願いをギャッベの模様の中に表現する。模様には様々な木が見られますが、遊牧民の身近にある、樹齢の長いなつめやしや糸杉などまたはザクロをモチーフにしている。

長寿、健康、永遠、生命




◆ラクダ ・・・「成功」の証である。


遊牧民にとっては、移動する際に自分たちの家屋や財産を運んでくれる友である。このように遠くて豊かな地まで財産を無事に運び、新たな地で富をもたらすため、「成功」への象徴とされている。今では、移動手段として車が使われ、遊牧民の周りにラクダが見られなくなったが、雄大な風景の中で行き交うラクダのキャラバンは昔話で、「成功」の象徴として、模様の中に見られる。

成功

ギャッベモチーフ011



◆鹿   「家庭円満」の象徴。


ギャッベモチーフ012 鹿は子供に寄り添って大切に子育てをすることから家庭円満の象徴です。

家庭円満






◆羊・ヤギは「子孫繁栄と豊かさ」の象徴。


遊牧民が移動する理由は、最も重要である羊のエサを求めて冬は暖かい地へ移動する。遊牧民にとっては生きるための全てである。衣食住の全てを与えてくれて、家族同様の最も大切で親しい動物である。豊かな暮らしをもたらす羊やヤギへの感謝の気持ちも込めて、ギャッベの模様に織り込んで行く。代々と命を与え続けてくれることから「子孫繁栄と豊かさ」の象徴である。

子孫繁栄、豊かさ

ギャッベモチーフ019



◆鳥   ・・・「憧れ」、「神の遣い」、幸福への願い。


ギャッベモチーフ017 毎年移動する遊牧民にとっては、移動はかなり大変なことである。これに対して、「鳥」は自由に空を飛んで、好きな場所へ容易に移動できることは、ある意味ではかれらの「憧れ」でもある。神の使いと信じられ、天から幸せを運んでくる、「幸運の女神」で、「幸福」の象徴である。

幸福




◆四角は窓を表し、「幸せな未来」の象徴である。


「未来への扉」の意味があり、希望をもって「窓から幸せが入ってきますように」という願いが込められています。

このように個々のギャッベには、織り子の願いを込めた深いストーリ性がある。多くの織り子は日々の願いを口に出すことなく、ギャッベの模様に思いを表現し、次世代へ伝達していく。

織り子の思い描いたギャッベの模様がご自分の体験と人生観と共鳴できる出会いがあるかもしれません。この共鳴を感じた時、「ギャッベ」は天然素材で高い技術で途方もない時間をかけて作られた作品であるよりも、長く持ち主と向き合って、楽しめる一品となる。

幸せな未来

ギャッベモチーフ010


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