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ペルシャ絨毯とイラン民族



ペルシャ絨毯織り民族



ペルシャ絨毯の母なる国、イランは多民族国家である。国内には多数の部族が居住しそれぞれ異なった文化を持っている。ここでそのいくつかについて紹介します。


これらの各部族はそれぞれ自分たちのために絨毯を作るが、やはり部族によっては色合いやデザインが異なります。最近遊牧民族の中でも町に定住する家族もいるが、自分の民族の独特な文化を守り、長い間引き継がれてきた模様と色彩感覚で絨毯を織り続けている。




◆ガシュガイ族


 

イラン南西部に遊牧している「ガシュガイ」族が、手紡ぎで作ったウール糸を、天然草木で染めて絨毯作りに使用する。このように作られた絨毯はギャッベまたはギャベと言われ、カシュガイ族は、ギャッベを織る遊牧民の代表格です。この民族の絨毯作りの技はユネスコに世界無形文化遺産として登録されています。


今人気のギャッベは、遊牧民や定住化したカシュガイ族の手によるものが多く紹介されています。
カシュガイ族は鮮やかな色合いを好み、この色彩感覚が、彼らの華やかな衣装やギャッベ作りにあらわれています。
また、自然の中で生活している彼らが、生活環境で触れ合う動植物をモチーフに絨毯の模様に織り込んでいます。どの模様も家族の幸せと健康や未来への希望を願った、大変縁起の良いものです。
彼らが住んでいるのは、イランの「ファールス」州で、標高が高く、地変厳しい環境です。羊の餌を求めて、冬は暖かい低地に夏は涼しい高地に移動する。




◆ルリ族


「ガシュガイ」族より若干西側に居住しています。中にはトルコ系も存在しており、紀元前よりこの地域に住んでいると言われています。
彼らもギャッベを織り、ほとんど「ガシュガイ」族と同じ模様で織っています。むしろ「ガシュガイ」族がこの民族よりギャッベ作りを教わったともいわれることがあります。居住環境は「ガシュガイ」族とほとんど同じだが、それぞれが個々の民族特有な言葉を話している。




◆バクティアリ族


バクティアリ族はルリ族と近親的な部族で、山岳地帯の合間に住んでいます。


かつてはこの地域において、絶対的な強さと権力を誇っていたそうですが、都市化と近代化が進む中で生活様式が変化してきたと言われています。




◆クルド族


イラン、イラク、トルコの3か国をまたがった地域で居住しています。これ以外に一部がイランの東側にある「ホラサン」州にい居住しています。このようにクルド族は、大きな少数民族で、その居住エリアも中東各地に広がっています。
ペルシャ絨毯の産地セネやビジャールがクルド族の街です。
クルド族には伝統的な部族の文様がありますが、やはり都市に定住することによって、他の民族との交流によって、模様が徐々に変化してきています。

 


◆バルチ族


バルーチ族は、イラン東部およびアフガニスタンやパキスタンに渡って、広範囲に住む民族です。この地域で作られた絨毯は主にイラン東部「ホラーサン」州の「マシャッド」市に集まってきます。
バローチ族の中には、今でも遊牧生活をしながら移動を広範囲で行い生活をしている人々もいますが、その多くは半定住の牧畜生活を営む人々が絨毯産業を支えています。
この民族が作る絨毯の模様には動植物は見られない。色彩感覚も「ガシュガイ」族と異なり、デザインの特徴は、深い色調の黒・青・赤・こげ茶の色糸を用いて幾何学文様を織りこんだものが多く織られています。作られる絨毯は一目でバローチの手織り絨毯であることがわかるほど、特徴的な印象をもっています。




◆その他


イランの北部にはトルクメン族やその他の地域にも多数の部族があります。現在でも遊牧生活を行う部族は少なくなりつつありますが、それでも遊牧の生活に根差しながら、自分たちのために気持を込めて織りあげた遊牧民の手織りペルシャ絨毯には、オリジナリティあふれるものを見つけることができます。どれもが大切に途方もない時間をかけて織り込まれたものです。また、彼らの生活環境にも長く使い続けられるように大変丈夫で長持ちするものです。絨毯の厚みも色合いとデザインも多様多彩で、あなたにピッタリなオリジナルな一品を是非探して見てください。

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