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ギャッベ物語


★目次★ ギャッベ(ギャベ)が出来上がるまでの手順


ギャッベは(ギャベとも言われています。)ペルシャ絨毯の原点と言われ、現在でも工程のほとんどが昔ながらの手作業で行われています。ギャッベ作りは上質な羊毛を育てるところから始まります。羊を大事に育て、毛を刈り取り、手で紡いでから、染色、織り込み、洗浄などの工程を経る、膨大な時間と労力がかかっています。そして、何よりも先祖代々引き継がれてきた文化と技術で、各工程において、作り手の様々な思いが込められ、作られています。大自然への感謝と命の尊さを訴える作者の思いが、その素朴なデザインと色合いから伝わってきます。身の周りの動植物をモチーフに、使う人の幸せと健康や家庭円満、子孫繁栄や長寿を願った、縁起のいい絨毯です。このようにギャッベは多くの人の思いと自然のパワーを帯びた、一生使える貴重な宝物です。

このように、先祖代々受け継がれてきたイランガシュガイ族のギャッベ作りの文化と技は世界無形文化遺産に登録されています。ここで、ギャッベ作りの主な工程(9つ)をご紹介したいと思います。


1. 育てる。
羊を育てる
2. 毛刈り。
毛刈り
3. 紡ぐ。
4. 染める。
染色
5. 糸張り。
織り機





6. 織る。
織る
7. 洗浄。
絨毯洗い
8. 乾燥。
天日干し
9. 仕上。
ギャッベシャーリング
ギャッベとは
ギャッベモチーフ020


✻尚、ユネスコがギャッベ作りの文化について動画を公開しています。ご興味のある方はこちら「http://www.youtube.com/watch?v=xaBsaQwwV7Y」ご覧ください。


◆ 育てる


育てる 羊を育てる 育てる 育てる


生まれてきた子羊は、家族の一員として、子供やおばあちゃんに大事に育てられる。
ある程度大きくなると群にもどされ、大草原の中で成長していく。
男は羊と共に日々新たな緑地を求めて移動し、羊を天敵から守る。
彼らの生活環境は乾燥地帯であるため、昼夜の温度差がかなり大きい。
羊の体は上質なウールで負われているからこそ、この厳しい環境に適応できる。現代科学による品種改良の影響を受けずに、昔ながらの厳し自然に適応できるこの天然ウールがイラン産ギャッベの質感の良さの秘密である。


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◆毛刈り。


羊を洗う2 毛刈り

毛刈りは熟練男性の仕事。まずは、大自然の中で育てられた羊を洗う工程です。これは重要なポイントになります。山から流れてくる川の水で、羊を丸洗いします。このように、化学品を使わずに、自然水で洗うことにより、脂(ラノリン)含有量の多い上質天然ウールが出来上がります。
次に、熟練工が羊の毛を刈るのです。ここのポイントは、毛が長ければ長い程上質なウール糸の材料になります。このために、熟練工が羊に傷がつかないように、一回のはさみ作業で羊の皮膚ぎりぎりでカットすることが重要です。


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◆紡ぐ。


毛刈り 糸紡ぎは主に女性の仕事とされていますが男性も手伝うことがあります。
厳しい自然環境で羊を守り切った上質なウールを女性達が自らの手で紡ぎ、ウール糸を作るのです。昔ながらの専用の糸紡ぎ道具を使って一本一本、手で丹念に紡ぎます。
尚、1日に女性が紡ぐ量はわずか120〜160g程度になります。
✻ 重量は5圓離ャッベの糸紡ぎ作業はおおよそ30日かかる計算になります。


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◆染色。染色


染色
紡いだ糸を天然の草木の葉っぱ、皮、根などの天然成分で染める。
化学製品による脱色を行わないため、自然な濃淡のある暖かくて豊かな色合いが生まれる。

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◆織り機作り


織り機 織り機

次の工程は絨毯の骨組み作りです。
骨組み作りは男の仕事。骨組みには、縦の「垂直型」と地面に横たわる「水平型」との2種類あります。ギャッベの場合は大半「水平型」に作られています。
まずは、枠組みを作る作業です。枠組みの大きさで絨毯のサイズが決まります。次にこの枠組みに縦糸を張る作業になります。縦糸に使用される糸の太さと糸と糸の間隔で絨毯の細かさが決定されます。
糸張りは非常に繊細な作業です。糸が横に規則正しく、そして縦に均一にテンションがかかる必要があります。これが絨毯の良し悪しに大きく影響する、重要な作業なのです。


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◆織込む


織る いよいよ織り込み作業です。絨毯作り工程の中で、最も多くの時間が費やされるのがこの“織り”作業です。結び方(下図参照)自体はさほど難しくありませんが、パイルの色とそのパイルをむぶ2本の縦糸の位置を瞬時に判断し、素早く糸と糸を絡ませてから、パイルを適切な長さで切り離します。

織る

熟練工の場合は、一日5000〜6000回この動作を繰り返します。これでも、幅1mの絨毯の場合は、1日わずか2〜3僂靴進まない、大変な作業なのです。(絨毯の細かさによっと、作業時間は大きく変わります。詳細については「ペルシャ絨毯の見分け方」をご覧ください。)この、一連の動作が素早く出来なければ、何年経っても完成は望めないでしょう。このように、途方もない時間をかけ、丁寧にパイル糸を一本ずつ織込むだけでなく、数年間にわたって毎日毎日織り機の前に座り、同じ単純作業を繰り返し行うには大変な精神力と体力が必要です。
一般的なペルシャ絨毯は、予め描かれた図面を基に織られていますが、ギャッベの場合は図面はありません。熟練織り子たちは、代々受け継がれてきた技術で、身の周りの動植物をモチーフに、家族の健康と幸福への願いを込めて、即興で織り込みます。これはイラン産ギャッベの最大の特徴で、図面がなく、即興で織り込むため、個々のギャッベは世界に一枚しかないオリジナルな作品になります。


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◆洗浄


洗う 洗う 道具

織りあがったギャッベは多量の水で丸洗いされます。 織りの過程で内部に蓄積されたほこりをたたき出してから、ガスバーナーで表面をあぶり、余分な繊維を焼き焦がします。この焼き焦げをブラッシングし、取り除いてから丸洗い工程です。

洗浄は、ギャッベを地面に平らに敷いて、多量の水と石けんで、 鍬のような道具を振りかざし、男たちは容赦なく、思いっきりゴシゴシと汚れをすり出し、多量の水で洗い流します。


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◆乾燥



天日干し 洗い終わったギャッベは多量の水を含んでいます。高速回転する水絞り機で、水を一気に切り飛ばします。次は天日干しにして自然乾燥させます。

通常は水を含んだウール絨毯を放置すると、ウールは傷んでしまいます。しかしながら、空気が乾燥しているイランのような環境では全く問題はありません。それと同時職人ならではの知恵を絞っての乾燥方法です。乾燥エリア一面にきれいな砕石が敷かれ、この砕石の上に絨毯を乾燥させます。厚い太陽光を浴びて、熱くなった砕石の上にギャッベを敷きます。水分は、下へながれ、地面に浸透する仕組みです。そして、上からの太陽光熱と下からの砕石蓄熱で乾燥されます。徐々に絨毯の表面が熱くなると同時に、地面の砕石が温度が下がります。この温度差によって、自然と砂利の隙間の空気がギャッベの織り目とパイルの間を通過し、空へ向かって上昇するようになります。これがまさに生活環境の自然の力を巧み乾燥作業に取り入れた先代の知恵です。


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◆シャーリング



ギャッベの仕上がり作業になります。この工程はギャッベの顔となる表面パイルの長さ(高さ)を一定に揃える作業です。織り込みの段階ではある程度ハサミで揃えられていますが、最後の仕上げ作業として、熟練職人が毛羽を刈り込んで一律に揃えます。これでやっと1枚のギャッベは完成です。


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