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草木染めギャッベの染料



イランの手織り絨毯の大半が羊毛で作られています。羊毛の特徴として、きめの細かさや繊維の適度な長さ、色、堅さ、断熱性、耐湿性、耐久性などがあげられ、絨毯作りに最適な主素材として奨励されています。イランでは、20世紀の初めまでは天然の色素のみによる染色が行われていました。その理由は、イラン国内の様々な地域では、その土地の気候風土に沿った動植物が生息し、また各種の鉱産資源に恵まれていることにあります。イラン人の職人は、これらの天然素材を巧みに使用し、最も美しい染料を作り出して、イランの絨毯に名声とオリジナリティーをもたらしているのです。

染色の専門家によれば、昔から現在までに、イランではおおよそ3000種類の染料が伝統的な方法で作られてきた、と言われています。現在では、伝統的な方法に加えて、絨毯に使われる羊毛の染色には、新しい方法も取り入れられていますが、イランの絨毯職人や染色の専門家らは全力を挙げてこのイラン独特の芸術の水準を維持しようとしています。こうした職人たちは、イラン人の住居に絨毯がなかったら、魂のない空ろな状態に等しいと考えており、絨毯というシンボルこそが、他では例のない多民族国家の1つの国民的な芸術と考えています。

イランは多民族国家で、その中でも南西部のガシュガイ民族が作るウール絨毯は「ギャッベ」と言います。原料のウール糸の染色はギャッベ作りの重要な工程の一つです。下記にギャッベの染色に使われている代表的な天然素材の草木をご紹介いたします。

ギャッベに使用するウールは天然素材での草木染
ギャッベに使用する天然ウールの染色は、遊牧生活で入手できる自然の恵み(草、木、虫)で染色する。
その代表的な物は下記に紹介します。


✻ 黄色 ✻
ザクロ・ターメリック・サフラン・ブドウの葉など
ターメリック(ウコン)は、根から赤みを帯びた黄色の染料が作れます。
ザクロの皮からは茶色っぽい色素が採れます。

✻ 赤色 ✻
カイガラムシ、コチニール虫や茜(アカネ)の根など
茜を使った草木染めは古くから世界の各地で行われています。根からアカネ色が抽出されます。
コチニール虫(臙脂虫)は、サボテンに寄生する虫で、紅色の色素が採れます。

✻ 茶色 ✻
くるみ、かしの木、紅茶など
くるみ(胡桃)からは、茶系の色が抽出されます。果肉でこげ茶色に染められます。

✻ 緑色 ✻
ジャシール(ザクロス山脈に自生する潅木など
ジャシールから黄色に近い色素が抽出できます。これをインディゴなどと混合して緑系の色を作れます。

✻ 青色 ✻
インディゴ、ナスの皮など
インディゴをもとに、青系の色が抽出できます。インディゴの葉っぱからとれる緑色の汁が空気に触れて青に変化します。












上記は一部の染料で、これらの組合せや重ね染めなどの特有な技術で様々な色を表現していきます。
通常の化学染料では、安定した均一な色を実現するために、染料前のウールに化学品で脱色処理を施すが、ギャッベの場合はこの前処理を行わずに、天然ウールを染色するために、独特な濃淡が生じます。このように、化学染料では出せない、暖かくて深い色味のある毛糸が作られます。さらに、織り子は代々受け継がれてきた文化と熟練した技術で、この濃淡を巧みに使用し、職人技でギャッベのデザインに織り込み、世界に一枚しかない、独創的な絨毯を作り上げます。何よりも、自然素材のみを使用しているため、お子様や化学物質に対するアレルギー体質にも安心です。


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